部屋割り(その1)
部屋割り(その1)
宿屋についた一行。
綾子は受付でチェックインをすませると、
紙と鍵を持って全員の所に来て、部屋割りを発表し、
四人ずつ部屋に押し込んだ。
まず一部屋めには桑原・イノリ・詩紋・鷹通が入れられた。
「なぁ…あんた名前なんて言うんだ?」
「あ?そっか、お前等全員知り合いなんだな、
俺は元皿屋敷中のNO.1の桑原和真様だ!」
「皿屋敷中…ですか?」
「なぁ詩紋…『なんばーわん』ってなんだ?」
「あ…えっと…すみません桑原さん!
この人達…今の言葉を知らないって言うか…」
「は?なんだよそれ?」
「えっと、この人達は異世界の人間で…」
「異世界?お前頭大丈夫か?」
桑原が詩紋の頭を撫でまわした。
「大丈夫ですよ!詳しいことは後でゆっくり話すので、まず自己紹介しますね!
僕は流山詩紋といいます。」
「俺はイノリ。宜しくな!」
「私は藤原鷹通と申します。」
「なんかさ…お前等ってかなりの時代錯誤だよな…(汗)」
そこへ、あかねとが現れた。
「失礼しま〜す…あ、ここは鷹通さんと詩紋君とイノリ君が一緒なんだ…」
「和真一人なんだねここ…」
「どうしたんだよ?なにかあったのか?」
「別に…どんな部屋割りになったのか気になってあかねちゃんと遊びに来たの♪」
「あ、はじめまして。元宮あかねって言います!」
「あ、ああ。俺は桑原和真…」
「な〜に見とれてんだよ和真?」
「あ?な…なに言ってんだよイノリ!べ…別に見とれてなんて…」
「顔真っ赤ですよ桑原さん…」
「具合でも悪くしたのですか?
それでしたら横になられたほうがよろしいのではありませんか…?」
「あ、大丈夫ですよ、えっと…」
「藤原鷹通と申します。あなたは…?」
「あ、と言います。和真はいつものことなんで、ほおっておいても大丈夫ですよ♪」
「ひでーな?!」
「あ、そうそう後で綾子ちゃんが皆に服を持ってきてくれるって…」
「服…ですか?」
「その恰好じゃさすがにこの世界では目立ちますから…
あ、和真の分はもちろんないから♪」
「え?そうなの?」
「自分の持ってきたんでしょ?」
「まぁな…」
「あの桑原さん…詩紋君と一緒に服の着方教えてあげて下さいね、
二人とも知らないと思うから…」
「任せといて下さい!」
「じゃ、私達はこれで…また来るね♪」
「待ってるぜ!」
とあかねは出て行った。
「って可愛いな…」
「だろ?お前もそう思うよなイノリ!」
「さんって桑原さんの彼女なんですか?」
「だったらいいんだけどな……(笑)///」
「おや?また赤くなってますね…どうやら和馬殿は赤くなりやすいようだ…」
「冷静に俺の分析なんてするなよ?!」
「なぁ…あのさ…俺ちょっと思ったんだけど…」
「どうしたのイノリ君?」
「…もしかして、ここって一番平和な部屋だったりしてな…」
「…他の部屋ってどんな人達が集まったんだろうね…」
「あの、見た事もない武器を持っていた彼等はどうなったのでしょう?」
「ああ、あの銃ぶっ放してた危ない連中だろ?誰が犠牲になったんだろうな…」
「ちょっと怖いね…」
「…このメンバーでよかったぜ…」
「メンバー?なんだそれ?」
「え?あ、えっと…」
「組み合わせのことだよイノリ。」
「そっか!お前等ってたまに変わった事言うよな…」
「神子もそうですが、おそらく神子の世界の言葉なのでしょうね…」
「…神子?世界??」
「あ、だから、えっと…」
詩紋が桑原に説明をはじめた。これから暫くは説明が続くのだろう。
この部屋はこうして比較的静かに過ごせそうな部屋割りとなった。
部屋割り完了しました(笑)
桑原さん・詩紋君・イノリ君・鷹通さん・・・
このメンバーは決まった部屋割りの中で
比較的平和な部屋になりそうなメンバーなんですよ・・・
他は・・・まぁいろいろと・・・(笑)
この部屋割りは、亜梨馬様に手伝っていただきました。
と言うのも、観音様とコエンマ様同様『あみだくじ』で決めたのですが・・・(笑)
他の部屋が大変な事になりそうです(笑)
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