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5月23日〜幽助バージョン〜
「なぁ…」
「ん?何幽助??」
「今日何の日か知ってるか?」
「今日?今日は…5月23日だよね?えっと…」
ある日幽助と一緒に歩いていると、幽助がこんな事を聞いてきた。
私は立ち止まって考える事にした。
幽助が考えている私を楽しそうに見つめている。
今日は…幽助の誕生日でもないし、私の誕生日でもない…
私達がはじめて会った日?
そんなはずないよね…
っていうか、幽助がそんな事をわざわざ私に聞いてくるとは思えないし…何?
「…わかんない…」
暫く考えた私は何も思い浮かばずに白旗を揚げた。
「やっぱり知らないよな!!」
「知らないって分かりきってる事ならきかないでよ!!」
「わりぃわりぃ…」
「も〜…」
幽助は悪びれた様子もなく笑っていた。まったくも〜
「そう怒るなよ。」
「も〜知らない!」
「悪かったって!でさ、今日何の日だと思う?」
「知らないってば!!」
「朝テレビで見たんだけどよ…」
幽助は私の耳に囁いた。
「キスの日なんだとよ。」
そう囁いたあとに、私のほっぺにキスをした。
私はビックリして幽助から離れた。
「な…何やってんの!!」
「キスの日記念。」
「幽助のばか!!!」
私は自分が真っ赤になっているのが分かって、足早に歩き出した。
「待てよ!」
「いや!幽助なんて知らない!!」
「そんなに怒るなよ!」
「怒るわよ!!こんな所でいきなり何するのよ!!」
「…こんな所じゃなかったらいいのか?」
「よくない!!」
「じゃあ何処でならいいんだよ!」
「知らないってば!!もう!!!」
「悪かったって怒るなよ!!」
幽助が私の肩に手を回した。
「そんな赤くなって怒るなよ。」
「恥ずかしいでしょ…離れてよ!」
「嫌だ。離れたらどっか行っちまうもんな…」
「…行かないよ…」
「本当か?」
「…本当に…」
「よっし!んじゃあ俺ん家来いよ。さっきの続きしようぜ?」
また幽助に耳元で囁かれた私は、幽助に会う時は暫く子供の姿でいる事を誓った。
綾子:満足されました?
幽助:・・・なぁ・・・お前俺に嫌がらせしてないか?
綾子:え?どうしてですか??
幽助:俺だけだろが子供の姿戻るの!!
綾子:え?あぁそういわれてみれば・・・
幽助:なんでだよ!!
綾子:それは・・・どうしてでしょ?
幽助:次こそは変身させないからな!!
綾子:はいはい。頑張って下さいね・・・
幽助:ってお前が頑張るんだよ!!
綾子:は〜い・・・(苦笑)すみませんでしたさん・・・
(UP日・・・7/30)
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